いろんな思いと悲しい光景

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きのうは雑貨屋さん「ひなた」に葉書展で出展していたフクちゃんのポストカードを引き取りに行った。お店にお伺いするたびに、オーナーさんとはいろいろ楽しくおしゃべりしているのだけど、きのうはフクちゃんの話をきっかけに、捨て犬の問題など人と動物との悲しい「現実」についてたくさんお話をした。オーナーさんは前に動物に関わるボランティアをされたこともあって、そのときの辛い話をお聞きしたり、私もホームページを通して知ったことを話したり。
「何ができるんでしょうね」「どうしたらいいんでしょうね」
途方にくれながら、いろんなお話をした。いつかまたこのステキな場所で、何かを伝えるようなコトができるといいな。そんな風に思いながらお店を後にした。

家に帰るにはまだ早い時間だったのでミナミに出た。戎橋筋を歩いていると、高架下の横断歩道の途中の場所に男性が座り込んでいた。そばで数匹の犬がぐったりと寝そべっていて、中にはまだ小さな犬もいる。
「子犬が産まれました」
そばに置かれた紙にはそう書いてあった。どうやらホームレスのような男性が飼っている?犬が子供を産んだらしい。紙には養育のためのお金を寄付してください、という内容のことが書いてあった。「どうしよう」その光景に目を留めながらも、私は人波に流されてその場所を通り過ぎた。前に梅田でホームレスの男性が犬の足を自分で切って、治療費の寄付を募るという卑劣な事件があったのを思い出した。きのうの犬たちは健康状態は特別悪そうではなかったけれど、あんなゴミゴミした場所で大丈夫だろうか・・・。またあの場所を通るときは気をつけよう。

しばらく歩いて心斎橋にある服やさんに向かった。このお店の隣にはペットショップがある。前を通るたび、ガラスケースの中の子犬たちと、楽しそうにのぞきこむ人たちが目に入る。私も昔はペットショップで子犬を見るのが好きだった。今は、ガラスケースに入れられて「商品」として売られている子犬たちを見るのがとても辛くて悲しい。

できることならガラスケースから出してお母さん犬と一緒にしてあげたい。高架下でうずくまっていた犬たちも連れて帰りたい。フクちゃんと一緒に川原で走り回らせてあげたい。でも何もできない、何もしない私・・・。

町にはいろんな人と思いと光景がある。きらきらと輝くことばかり目に付くけれど、その裏には大切な悲しい事実もいっぱいある。目を向けるのは気が重いことだけど、少しでも気づいて見ていようと思う。

「ひなた」で感じた思いと現実の町で感じた思い・・・。どっちも大事にしよう。

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by fukunosukeno | 2005-06-19 21:52